∮first∮

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満月の晩… 男が必死に走る。 手に何か持って。 強風も気にせず。 それを見つめる二つの瞳。 それが3つ、夜空に光る。 『……みつけた』 『みっけ~』 『み~つけた♪』 怪しげな三人は黄色に光る瞳を見合わせ、薄く笑う。 『…ターゲット確認』 『目標物確認~』 『逃走中~制裁決定♪』 最後の一人がそういったところで、風がぴたりとやむ。 『……さぁ、悪夢を』 『幻想を』 『地獄を』 見せにいこう………  
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