プロローグ

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「ゆか… 俺と結婚して欲しい」 2年間付き合った彼にプロポーズされた 「………」 「ゆかは今でもあの男の事が忘れられないのか?」 「そうみえる?」 「少しね…俺と一緒にいる時も時々寂しそうな顔をするからね」 返す言葉が見つからない シーンと静まり返り、雪の降る音が聞こえそうな位だ 何も言わず、涙をこらえてうつむいている私に彼はこう言った 「ゆか、俺は君の中に誰がいても君を手放すつもりはない この先、俺はあの人を超える事は出来ないかもしれない でも今ゆかは俺と一緒にいてくれる 俺はそれでもイイと思うんだ」
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