第1章

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25才の冬、4年間務めていたアパレル会社をやめた。 事業を広げすぎた結果、業績が悪化し店舗縮小で働いていた店舗がなくなり、転勤を告げられたが通勤に2時間半為、辞める事にしたのだ。 「あきら、私仕事辞める事にしたから」 恋人のあきらに電話で告げた 「そっか。その方が俺もイイと思う。もうイイ歳なんだからずっとアパレルで働くわけにもいかないから、ちゃんとした会社に就職したら?」 私は電車に揺られならが、窓の外を見つめた 「ちゃんとした仕事ってなに?そんなアパレルがダメな仕事なの?」 「そういう意味で言ったわけじゃないけど…」 あきらとは20歳の時には知り合い、そろそろ結婚しようかと話をしていた でも私はあまり乗り気じゃなかった
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