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サンクスにつくといつものメンバーが集まっていた。
単車を停めて新一はみんなの方に向かった。
「おう、教習所どうよ?」
和良が新一に訪ねた。
「それがさぁ、なんか可愛い子がいたんだけど…」
「運転よりそっちかい!」
ノリと直仁も興味深々で聞いた。
「いやー、偶然仲良くなったんだけどさ、くそいかつい奴の乗ったセルシオが迎えに来たんだよ」
「なんだよそりゃ」
「やっぱ可愛い子には男がついてんなぁ」
「まぁそんなもんだろう」
新一はしょんぼりとため息をついた。
ノリがCBXを見つめ、乗りたそうにしているのに新一は気づいた。
「ほれ」
新一はノリの方に鍵を投げた。
「すんません、ちょっと行ってきます!」
直仁も和良から鍵を受け取ると、二人は単車にまたがり消えて行った。
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