1時間目…渋谷先生

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「渋やん。またやろうや、すばるBAND。渋やんが教師目指す夢の為に終わったけど、もう渋やんも教師になったんやし、こつやって今でもファンがおるって知って俺やりたくなった」 「すばる先生。私もすばるBAND復活して欲しいです」 「……………」 「渋やん!!」 「すばる先生!!」 「賀川の歌声聞いて、凄い魂籠もっててホンマにすばるBAND好きで居てくれてるの伝わって熱くなったわ。マルと大倉に声掛けてセッションしてみようか」 「渋やん!!俺、2人に声掛けてくる」 そう言い安田先生はもの凄い勢いで音楽室を後にした。 安田先生がいなくなった音楽室では私とすばる先生の2人きりになってしまった訳で…。 「賀川…。俺の歌を歌詞を好き言うてくれてありがとう。俺自身、すばるBANDとそれから賀川と向き合うように頑張るわ」 すばる先生は照れたように私に話し掛けてくれた。 私の恋は更に加速していく。 すばるBANDも私の恋も始まったばかり。 END
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