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散らかった 部屋の中で
埋もれた生ゴミが
腐っていく
箱の中に詰められた
黒いペンキを被った人達は
真っ赤な口だけの顔で、ニタリと笑う
顔のない私も
黒い泥水を被り
白い陶磁器のお面で
似せてみたりしたんだ
空から流れ落ちてくる
青いペンキが
まがい物の私を
ゆっくり押し潰す
やがて辺りが
濃紺色に染まる頃
私も、一緒に溶けてしまえればいいのに
なんて、考えて
何処からかやって来た 眠れない夜が
塗り潰せない ”いつも通り” を連れて、更けていく
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