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術後3日も経過すると、元気になってきて、思うように体も動き、食事もしっかりとれてくるので、ただ寝てるだけの生活に嫌気がさしてくる。
かと言って、ひとりで自由に病棟をフラフラ歩き回れる訳でもなく、若い体と時間を持て余す昼下がり‥
と、言うわけで、冬の読書週間が始まった。
携帯で文庫本を買い漁り、自宅へ届くのを病院へ転送。
結構な冊数を購入した。
看護師さんではなく、事務の人がプリプリ怒りながら、着払いの請求書と重たそうに文庫本の入った包みを抱えて『次からはこういうの困りますから!』と、思い切り叱られた。
しかし、本はなんとかゲット!
ラインナップは
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
海堂 尊
誉田 哲也
まぁ、流行りの人々。
どの作家もテレビドラマや映画化されてるみたいだけど、何にも観たことなかったので、先入観なしで読むことができた。
1日2~3冊位のハイペースで読んで行くものだから、看護師さんたちからは『漫画じゃないんだ?』とか『何か見かけによらなーい』とか、いろいろいじられた。
でも、海堂 尊『チームバチスタの栄光』のグッチー・シリーズを大学病院に入院中の患者が読んでいると、病院関係者からはあまりいい顔はされないので、ご注意されたし!どの小説も犯罪絡みだけど、よくよくカウントしてみると小説の中の話とは言え、凄い人数が殺されているので、ちょっとビビった。
2時間ドラマにしても、毎週よく人を殺すよね?
本当は日本人って殺人事件大好きなんじゃないの?って思ってしまう。
こっちは、ヘタすりゃ死にそうな人間なんで、そこだけ若干、後悔した‥。
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