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店に着くと、入口に近い窓際の席に座りココアを二つ頼んだ
櫂「アイツら、二時間もよく飽きずに話せるもんだよな?」
哀「うん…そうだね」
櫂くんは、私の一つ上の先輩で不良グループのリーダーなんだ
みんな、怖がって櫂くん達に近付かないけど話してみると噂なんて嘘っぱちに思える位に櫂くんは優しい
哀「明日から学校か~春休みがずっと続けばいいのになぁ」
私は、窓の外を見ながら呟いた
櫂「お前…哀って言ったっけ?」
哀「うん…」
櫂「明日…始業式が終わったら三年生の教室に来いよ」
哀「え…でも…」
喫茶店で二時間程話し、外が明るくなってきた頃に私達は解散した
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