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華穂)「全く…ちょっと人気者だからって…」
真人)「い、いや…俺のせいじゃないし…」
翔子)「遼君の馬鹿…」
遼)「な、何故だ…」
奈緒)「これはしっかりと埋め合わせしなければなぁ…?」
悠聖)「う、埋め合わせ…?」
本来なら、嬉しいはずの新しい教室で、俺ら三人は正座させられていた。
奈緒)「あぁ、今日は花見をするぞ」
『……花見?』
千葉さんの提案に、5人は声を揃えて聞き返した。
奈緒)「あぁ、河原で桜が綺麗に咲いていてな。
そこで皆で花見をしよう!」
遼)「だが…今日は練習があるんじゃ…?」
悠聖)「いや、今日はグラウンドの改装で練習は休みなんだよ」
俺らが甲子園に行ってから、高村OBからかなりの寄付金が集まったらしく、その半分を野球部の設備投資に当てたらしい。
翔子)「花見かぁ…良いね、行こうよ遼君」
遼)「む…あ、あぁ…そうだな」
遼も、森さんに頼まれると断れないらしい。
奈緒)「と、言うわけで男性陣には花見の準備を頼むからな」
悠聖)「はぁ?何で?」
奈緒)「今日の罰だ」
悠聖)「何もしてねぇし……」
真人)「まぁ、良いじゃないか悠聖。
折角だから俺らが用意しようよ」
悠聖)「まぁ…良っか」
奈緒)「では、決まりだな、今日の昼は河原に集合だ」
と、言うわけで今日は河原で花見をすることに決まった。
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