2508人が本棚に入れています
本棚に追加
/456ページ
――…始業式も無事に終わり、俺ら男性三人は俺の家へとやって来た。
理由は、河原から1番近いのが俺の家だったからだ。
真人)「弁当は残り物で作っちゃおうか。
悠聖、そこの鍋に火付けてくれる?」
悠聖)「おぅ」
真人)「遼は水筒にお茶の用意お願い」
遼)「わかった」
俺ら三人は台所でテキパキとお昼の用意をする。
遼)「しかし…良く考えてみたら、俺らが昼飯の支度をして正解だったかもな…」
遼はやかんの火を見ながら呟く。
悠聖)「あ?何で?」
遼)「女性陣が料理しても良いのか?」
・・・。
悠聖)「真人が料理出来る奴で助かったぜぇ…」
真人)「アハハ…」
そんな話しをしながら、俺らは弁当箱に料理を詰めた。
悠聖)「なぁ真人、何か敷物あるか?」
真人)「あ、うん。
確かあそこに…」
《ガチャ》
春希)「にぃにぃ…!
ただいまぁ…!♪」
すると、リビングに妹の春希(ハルキ)がやって来た。
もう小学生四年生。
二年前に比べると、随分と成長したものだ。
春希)「何処行くの…?」
春希は俺らを見回して俺に視線を向け尋ねる。
真人)「今から皆で花見なんだ。
春希も行く?」
春希)「お花見…!♪
行きたい…!♪」
春希はかわいらしい笑顔で頷いた。
春希)「春希、敷物持って来る…!♪」
そして、慌ただしくリビングを出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!