1人が本棚に入れています
本棚に追加
「もうこんな時間なのかよ」
のっそりと壁にかけてある制服を取り外し、パジャマを脱いだ。
それにしても……。
「言っていた通りに来たのか……」
あいつが本当にこの時間俺を起こしに。
まさか本気だったとはなあ……。
約束を守っている彼女に感嘆の言葉を出した。あくびをしながら玄関のドアを開ける。
あふあっ。
「あ、来た来た。おっはよーウィル!」
制服を全て着こなし、ドアを開いた俺に元気よく挨拶をする彼女。
「おはよ……」
……朝からものすごい元気だなあ。朝飯食べくてもいいんじゃないか?
……ったく。
まあ……あんたのおかげで悪夢から逃れることが出来たけど。
「ちゃんと来たわよ!……あはは!バカみたいな顔して」
「……」
なんて感謝の気持ちは一瞬にして消えた。
最初のコメントを投稿しよう!