ミーヤのアパート

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『最ぃぃ悪っだ! オレはずっとルークで待ってた! 中身が拳銃なんて知らないぞっ!! ‥もし知ってたら。 ニム、お前さっきハメられたとか言ってたよなっ!?』 ニムは気だるそうに伸びをするとマルボロのケースからタバコを取り出して、アキラに加えさせて火を付けた。 ニムは自分のタバコにも火を付け肺まで息を飲むとゆっくりと吐き出した。 『中身は頭のキョウ、それに受け渡しのバイヤーの男しか知らなかったのか? 違う。 別の組織がキョウに依頼をしていた。 そうだろう? ‥ヤクザだ』 『は? 何で本職の奴らがわざわざガキん所から拳銃買うんだよ!』 『そうだ。 奴らなら直接買い付ければ良い。 しかし今回何らかの事情でブラッキーを仲介役として入れた。 バイヤーはブラッキーに売ったと言った。 しかしブツは確かに売ったと言ったな?』 『ああ、キョウは売ったと言ってた。 しかしオレもレンヤも何も持たず、金だってそのままだ!』 『だから、そこで誰かがアキラ、お前に成り代わりブツを手に入れたんだ!』 『な、何だって!? 一体誰がっ!?』 『それが分かれば苦労はしねぇ! 受け渡しの時、横取りしやがった奴は、ブラッキースタイルだったのは確かだろう。 そしてお前のコードネームはなんだっけか?』 『吉川!』 『吉川!‥そうだ、吉川だったな!‥ククク。 変なコードネームだな』 ニムは机を叩いて笑った。
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