一章

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俺の家は普通の二階建ての家だ。まあ 普通に3人で住むには広いくらいかな。 「香姉…風呂ってどこだっけ?」 「ん~?あっちよ。」 基本的に香姉は家ではラフな格好をしているようだ。 冬なのに… 「香姉寒くないの?」 「寒くないわよ。だって床暖房だし、暖房もあるでしょ?」 そういって笑う香姉にドキッとしてしまった。 例え姉弟と言えど、全然会ってもないし、尚且つこんな美人と来たら… って、香姉だぞ! 「比呂?…あっ!もしかして、私に見とれちゃった?」 若干顔を赤らめて、シャツの胸元を見せてくる香姉に思わず背を向けると、ダッシュで脱衣場に駆け込んだ。 「全くウブねぇ~♪全く…あんなにかっこよくなっちゃって、流石私の弟。」 ソファーにゆったりと座りながらファッション雑誌を開いた。
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