一章

4/12
150人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
脱衣場で上の服を脱ぐ。 いくらリビングが温くても、流石にここは寒い。 「あぁ~寒っ」 続いてズボンを脱ぎにかかる時に… カチャ… 「あれ?私のタオ……」 「冴姉…」 今、俺の格好? もちろん上半身裸でズボンもチャック前回。 冴姉の格好は、白のカットソーに黒のミニスカート。 ご自分のタオルを探しに、この脱衣場に見参。 幸い?俺の神秘的なイチモツはベールと言う名のズボンに収まっている為、まぁ大丈ぶ……… 「何してんのよっ!///」 「だって冴姉が風呂に……ブッ!」 良い感じに飛んできたタオルを顔面ブロックで制御。 「この変態っ!!」 冴姉はプンスカ怒りながら脱衣場を後にした。 ん……というか、脱衣場って服を脱ぐ所なんじゃ… そこまで深く考える必要もないし、今度こそ風呂に…… ドタドタ! はぁ…またか… 「比呂っ!?」 「何?香姉…」 香姉は顔を真っ赤にしながら固まった。 「どうしたの?」 「ああ…あんた、何よその身体!」 自分の身体を見てみると確かに鍛え過ぎた所もあると思う。 親父が持ってきた機械で測ったら、握力も70を軽く越えるし、背筋力も120以上はある。 「まぁいいわ。あんたそれより…」 香姉は俺の耳に顔を近づける。 あっ…香姉、良い匂いだな… 「冴は男が苦手なんだからいきなり裸見せたらビックリするでしょ?」 小さい声で香姉は教えてくれた。 ってか俺が悪いのかよ…
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!