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ここは以前、Kが来た事があるらしく、チェックが甘いと言っていた。
いくら化粧をしているとはいえ、私達は15歳や16歳だ。未成年だとすぐわかる。
それでも、普通に灰皿と酒の注文ができた。
日頃のうっぷんを晴らすように、私達は酒を飲み、歌を歌った。
すると、Kの様子がおかしい。明らかに酔いすぎてる。
私とYでKを抱え、カラオケ屋を出た。
Yにタクシーを止めるように頼んだが、酔っているYはパトカーに手を振る。
一度は素通りしたパトカーも、さすがに二度目は停止した。
ヤバイ!と思ったが、ぐったりするKをほっとけない。
警官がこっちに来た。
そしてKを見て、救急車を呼んだ。
この時の私達にはわからなかったが、Kは急性アルコール中毒になっていたのです。
そして、駆けつけた救急車にKが乗り、パトカーに乗った私とYだったが、その後私も病院へと運ばれたらしい。
私は、長い夢を見ていた。
真っ白く、もやの掛かった場所に立っている。そこに見知らぬ人達が私を見ながら一列になり行進しているのだ。
私はジッとその光景を見ていて、私も並ばなければと思う。
そして最後列に行き歩いていると、大きな光が私の邪魔をし進めなくなった。
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