3933人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、退院し約束通りに警察署へ行った。
取り調べ室に入った私は、警官の言葉に耳を疑った。
「〇〇と〇〇知ってるやろ?同じ中学やった奴や!こいつらにお前は恐喝して金を取り、暴力までふったんか?」
「覚えてない。てかそんな奴らと口もきいた事ないわ」
私は、正直に答えた。本当に名前を聞いても存在すら思い出さないし、話した事もないだろう。
それでも、警官はしつこく問いただす。
私には意味のわからない事ばかりで、本当に知らないとしか言いようがなかった。
すると警官は
「まだあるんや!〇月〇日に、同じ高校の〇〇に暴力ふるったやろ?それと………。」
きりがない程でてきた。
その殆どは身に覚えがあった。
暴力・窃盗・暴走行為…これらは仕方ない。けれど、初めの中学の奴らの事は本当に覚えがない。
この件ではないが、私は覚えのある罪で、鑑別所いきとなった。
短い期間ではあったが、この日数は、私が色々な事を考え、結論を出すには十分な日数だった。
私は鑑別所を出て、まず学校に向かった。校長室に行き、学校側との話し合いだ。
結論は以外な物で、停学処分!しかし家出をし試験も受けていない。この時点で進級は無理だと言われた。
最初のコメントを投稿しよう!