運命のわかれ道

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私は、とっさに何を思ったのか 「泳いだらじん帯伸びた!」 と担任に説明した。 担任は笑っていたが、それ以上は何も言わなかった。面倒くさかったのだろう。 やっとの思いで、4階にある教室まで行き、私は重要な事に気付いた。 私の学校の机と椅子は繋がっているのだ。この足では座れない。まず足が入らないのだ。 仕方なく、足は入れずに浅く腰かけ、横向きになり補助椅子にギプスのついた足を乗っけた。 想像以上にだるい。 休み時間になり、トイレに行くとまた困った。 和式トイレでは、足の曲がらない私にはできない。一番奥にある洋式トイレにも行ってみたが、付け根の部分が邪魔でうまく座れないし、前の方に座ると足がつかえて戸が閉められない。 「うおぉぉ~~」 と叫ぶと、友人が来て私の姿をみて爆笑している。 「じっくり見て見張っといたるから早く済ませ」 とまた笑っていた。 私はトイレを済ませ、今笑い飛ばしていた友人を、ギプスの付いた足で蹴った。 あまりにいい場所に決まったらしく、友人はその場に崩れていた。 私の学校には、一学年上に車椅子の人がいて、その学年の階に専用のトイレがあった事はギプスを取ってから知った。
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