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遼)「…っ…!(馬鹿野郎…無茶しやがって…!)」
遼は心配そうにしながら俺にボールを返す。
進)「……」
マウンド上の俺を、滝沢君はジッと見ていた。
進)「……(橘…必ず俺は…そこまで上がって行ってみせる…その時まで――…)」
《カチャ、ググ…》
俺は今度は最初からワインドアップで投げる体勢に入る。
《ズキィイッ!!》
途中、身体中に言い現せないほどの激痛が走った。
真人)「――…っ!」
《ギュォォォン!!》
しかし、俺はその痛みを無視して渾身のライズボールを放った。
敵打者)『っ!』
相手バッターは負けじとライズボールを打ちに行く。
《ブンッ…ドシィィィイ!!》
審判)「ス…ストライーク!
バッターアウト!
ゲームセット!」
進)「…待っていろよ…」
『ドワァァァァァア!!!』
【日本2―1アメリカ】
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