―スタート―

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ところ変わって――… 和馬)「ふぅ…」 浩一郎)「張り切ってるな」 良司)「流石は神の子と呼ばれているだけある…」 和馬)「おまえら…」 一人、自主トレに励む青城君のもとに、久坂君と社君がやって来た。 青城君は入団後、いきなり17勝でパ・リーグ最多勝を獲得し、昨年も13勝を上げ、既にプロでもNo.1サウスポーとして活躍している。 久坂君も、広島のセットアッパーとして活躍し、来期からストッパーの噂も。 ロッテ2位の社君は、一年目こそ二軍と一軍を行き来していたが、昨年は見事に一軍レギュラーとして活躍。 来季も、同じく一軍レギュラー定着を目指しいる。 浩一郎)「暇だったんでな、付き合おう」 和馬)「へっ…まぁ、しゃあねぇか」 良司)「うむ…皆に神の加護を…」 ――… 活躍の場は、プロだけではない。 光一)「……」 高校時代の怪我のため、惜しくもプロ入りは逃した林君だが、卒業後は白清学園大学に進学。 一回生からレギュラー入りして活躍し、既にプロも注目しているほど。 翼)「あれっ?林じゃんかよ~!」 拓斗)「久しぶりだな」 光一)「……何だ、おまえらか」 青皇大学に進学した貴志君と小原君は、レギュラーを目指し、共に切磋琢磨しているとか。 拓斗)「そう言うな。 折角久しぶりに会ったんだ、飯でもどうだ?」 光一)「…誰がおまえらなんかと…」 翼)「そう言うなって!」 光一)「お、おい…」  
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