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陽菜)「司~!」 司)「やぁ、お待たせ」 一方、高校卒業と同時に野球から身を引いた上林君は東京の医学部のある大学に進学。 一ノ瀬さんとは、大学は違うが同じマンションで同棲している。 陽菜)「ねぇねぇ、この間ね? 華穂ちゃんから手紙が届いたんだ!」 司)「本当に? あの二人、元気でやってるんだね」 上林君はホッと安堵したように胸を撫で下ろす。 陽菜)「華穂ちゃんったら、まだ英語がよくわかんなくて苦労してるみたいだよ?」 司)「アハハ、そこは流石の橘君も何とかできないみたいだね」 陽菜)「ねぇ、司! 今度、二人に会いにアメリカ行こうよ!」 司)「そうだね…会いたいね…」 上林君はそう言っ空を見上げた。 じゃあ…最後に、俺と華穂の話しを少し、してみよう。
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