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私、藤堂夏は非常に困った事態に陥っています。
ええ、もうどうしようもない状況なんですよ!
「ずっと好きだったんだけど」
只今現在進行形で告白されている真っ最中です。
本来なら甘い空気に包まれて「生まれて17年目にして、ようやく淡い春到来!いやったぁあ!年齢=彼氏居ない歴脱出おめでとー!フゥー!」ぐらい超幸せだと断言してもいいハズなのに!
左右を見れば私のじゃない腕が伸びて、背中にはひんやりとした冷たい壁の感触がある。
そして、何故か相手の顔が私の顔に非常に近いという異常事態のせいで、脳内パニック中。誰か助けて頂きたい。
壁ぎわに追い詰められての告白は初めてです(告白事態初めてなんですけどね!)
助けを呼んでも良いですよね?ね?ね!?
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