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俺は事務所に戻ってから、裏仕事の準備を始めた。
時間は早いが…冴子はもう帰って貰った。
彼女には裏の仕事の内容は…一切教えていない。
まぁ…普通の常識では、理解出来ない事だしな…
俺の事務所の書棚の裏には、もう一つの収納スペースがあり…
そこには、俺が裏仕事で使う道具が隠してあった。
内訳は…
退魔の力を秘めた刀…刃渡り60㎝くらいの脇差しと同じ長さの物…
ベレッタF92…なかなかの優れ物だ、もちろん横流し品だな。
銀の弾丸…弾丸の先には五旁星の刻印を打ってある。
これは特注品で…魔物には絶大な効果を発揮する。
後は
五旁星の刺繍を施した白い手袋とハンカチ…
道具はこんなもんだな…
刀はバットを入れるケースバックに入れ…
ベレッタは胸のホルスターに入れ、上着を着て隠した。
特注の15発入るマガジンも、予備で二つ持つ。
ハンカチと手袋は上着のポケットの中だ。
これで良し…
俺は自分でコーヒーを煎れ…一息ついた。
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