第一章…裏の顔と裏仕事

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俺は事務所に戻ってから、裏仕事の準備を始めた。 時間は早いが…冴子はもう帰って貰った。 彼女には裏の仕事の内容は…一切教えていない。 まぁ…普通の常識では、理解出来ない事だしな… 俺の事務所の書棚の裏には、もう一つの収納スペースがあり… そこには、俺が裏仕事で使う道具が隠してあった。 内訳は… 退魔の力を秘めた刀…刃渡り60㎝くらいの脇差しと同じ長さの物… ベレッタF92…なかなかの優れ物だ、もちろん横流し品だな。 銀の弾丸…弾丸の先には五旁星の刻印を打ってある。 これは特注品で…魔物には絶大な効果を発揮する。 後は 五旁星の刺繍を施した白い手袋とハンカチ… 道具はこんなもんだな… 刀はバットを入れるケースバックに入れ… ベレッタは胸のホルスターに入れ、上着を着て隠した。 特注の15発入るマガジンも、予備で二つ持つ。 ハンカチと手袋は上着のポケットの中だ。 これで良し… 俺は自分でコーヒーを煎れ…一息ついた。
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