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後は……
久しぶりにやるか…
俺は…
小さな声で呪文を唱えた…
唱え終わるまでの時間は20秒くらいか…
唱え終わると同じに…俺の脇には、十二単を着た、一人の女が立っていた。
『お久しぶりでごさいます、御主人様。綾藤…まかりこしましてごさいます』
彼女の身体は、薄い青色の光りに包まれていた。
『おお、久しぶり、元気だったか?綾?』
『はい。息災にてごさいます』
彼女は俺の式神…
式神とは…陰明師に使役される使い魔の事で…
俺の中には…陰明師の血が流れており…
そのおかげで…綾藤を含め、12人の式神を使役出来ていた。
最も…才能もあったろうが…
くそオヤジの教育も多分にあったな。
今では、くそオヤジに感謝している。
この力のおかげで…
俺は裏の仕事が出来ている。
ん…俺の裏仕事?
陰明道を使いこなす、街の清掃屋…って事だな。
ちなみにご先祖は…
阿部晴明らしいが…
定かではないな…
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