25人が本棚に入れています
本棚に追加
ちなみに俺も三年間スタメンの座を守って来た。
実力は自分で言うのも何だが、当てるのとショートの守備はプロい。
そんな俺だが、高校野球はやる気は全くなかった。
なぜなら体も小さく、足も遅く、更に肩も弱い。
中学では通用したが、高校でやって行ける自信はなかったからだ。
だがそんな考えも森野浦のおかげで変える事が出来た。
森野浦「おいしんや!何ボーとしてんだよ!早く着替えてグランド来いよ!俺は先に行ってるからな!」
タッタッタッタッ (森野浦の走る音)
俺「よし!着替えてグランド行ってやるか!」
~1分後~
俺「着替え終わったぞ。今からなら走ればまだ間に合うな。」
俺は時間に余裕があったので、一人で久々に歌を歌いながら廊下を歩いていた。
俺「コッカ・コーラを飲もーおよ♪」
すると後ろから物音がした。だが歌に夢中の俺はそんな事お構いなしだった。
俺「コッカ・コーラァ、コッカ・コーラァ、みんなで揃ってコカ・コーラァ♪」
カッカッカッカッ
ンンンンンンン
俺ね~俺ね~俺ね~
たまきんたまきんたまきん
ドーラドラドラドラドラドラドラ
ホイホイホイホイ
ブルブルブルブル
チューチューチュー
足跡が段々近くなって来た。
流石に気になった俺は歌いながら後ろを振り向こうとした。
俺「スカッと、サーワやか、コッカ・コー」
グサッ
グチャ
ノチャッ
… … … … …
俺「え…?お、お前は…」
?(チェックメイト…僕の勝ちだ…しんや。)
最初のコメントを投稿しよう!