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待ち合わせの時間、急いで車を走らせる。
バスッって音と共にエンジンが止まる。何で??
何回エンジンをかけても駄目だ。
JAFを呼ぶしかない。
彼女に電話しなければ…。
怖い、また今度にしましょうと言われてしまうんじゃあないか。
不安の中、携帯を手に取る。
……。。
「はい。」
「すいません、実は…。。」
彼女は、僕の話しを最後まで聞いた後。「大変ですね大丈夫ですか??」
とだけ聞いてきた。もう、一時間以上は待たせているのに。
「修理が済んだら、すぐに行きますから、待ってて下さいね。」
僕は何を言ってるんだ、彼女にどうしますか??と聞くべきなのに。
会いたい、彼女に会いたいという気持ちが抑えられなかった。
「はい、待ってます、ごめんなさいね、聞いて欲しいので。わがまま言ってしまいますが。」
早く修理してくれ!!頼むから!!
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