加速する気持ち

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あっという間に車に着いてしまった。 どちらからともなく、手を離した。 車に乗り込んで彼女に話しかける。 「手、小さいですね。僕は大きくて。」 彼女に手を見せる。ふいに彼女が僕の手に自分の手をのせた。 「本当ですね、大きい!!」 目が合った。 僕は彼女の唇に軽くキスをした。 お互い目を合わせ、笑顔を見せた。 「帰りましょうか。」 「はい。」 車を発進させて、彼女の最寄りの駅に向かった。
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