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どうして、こんなに早く時間がすぎてしまうんだろう。
駅の駐車場に着いてしまった。
もう、誰もいない。
「ありがとうございました、楽しかったです。」
シートベルトをはずしながら、彼女が僕に言った。僕も同時にシートベルトをはずし、彼女を力いっぱい抱き締めた。
彼女は無理な姿勢だったのだろう。
片手だけを僕の背中に回してくれた。
この感情を抑える事が出来ない。
彼女に拒まれたら、どうしたらいい??
そう思いつつも、僕はただただ夢中に、彼女に口づけた。
激しく唇を求め続け、つい、手が彼女の胸を触り始めた。
彼女の身体が、少し固くなった気がして、僕は身体をゆっくり離した。
目を見たら、彼女が優しく微笑んでくれた。
僕はもう一度、優しく口づけた。
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