加速する気持ち

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次の日、彼女の態度はいつもと変わらない。 なんだかんだで、あっという間に一ヶ月が過ぎようとした時、彼女から、話があると言われた。 今、僕がしようとしている、プロジェクトに、少し違和感があるらしいのだ。 僕の悪い癖で、また、話半分で、自分の意見をおしつけた。 彼女は黙って下を向き、分かりましたと答え、僕から去ろうとした。僕は思わず二の腕をつかみ。 「そんなつもりで、すすめたんじゃない、嫌な思いさせたなら謝る。」 去ろうとした彼女の腕を掴み、必死に訴えてみた。 彼女は。 「悪いとか、思ってませんよ、ただ1人で全て決めてしまわれたら、反感をかってしまわれます。でも、今、話を聞いて、そうだったのかと納得したんです。」 胸が熱い。 仕事でも、彼女以外のパートナーはいないだろう。 僕は思わずキスをしてしまった。 一瞬驚いた顔をしたが、彼女はニッコリ笑って、その場を離れた。 何やってんだ、職場だぞ。 自分に腹が立った。
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