文化祭を楽しもう!

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次のお客さんもいるので、早々に立ち退いてもらうため、無駄に猫娘エリアにいようとするお客さんには、もれなく、ぬりかべの強制押し出しで、丁重に次のエリアに行ってもらう。 「不知火くん……ごめんね……」 「なぁに、いいって! まさか、ぬりかべがこんな形で役に立つとは思わなかったけどな」 まあ、それにしても…… 猫耳もさることながら、若葉の着ている衣装にも、お客さんを立ち止まらせる要因があるな…… 長い髪を両脇に結び、ツインテイルにした髪型に猫耳を装着し、腰あたりから伸びた尻尾が中に針金を入れて形を固定する事で、可愛く跳ね上がり、そして問題の衣装はと言うと…… 「猫耳付けたメイドだよな……」 「はうっ……それを言わないで……」 真っ赤になった顔を両手で隠す若葉。 衣装を作ったのは、見た目は小学生だが、手先は器用な我らが担任かなちゃんなのだが、どこをどうやったら、猫娘が猫耳メイドになるのだろうか…… まあ、それはさておき…… スタイル抜群な若葉が、純白のエプロンを身にまとい、スカートとニーハイソックスの間から見せる絶対領域は、殺人的な可愛さな訳で……
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