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「いや、それでもゴメンな、お詫びに何でもするから、遠慮なしに言ってくれ」
「べ、別にいいよ……本当に怒ってないし……」
「不可抗力とは言え、若葉に恥ずかしい思いをさせた事にはかわり無いんだし、何でもいいから言ってくれ!」
「う~ん……」
腕組みをし、考え込む若葉。
首元が少し広いメイド服な為、腕組みをする事により、若葉の豊満な胸が持ち上がり、谷間がさらに強調される。
……って、おい俺、全然反省してねぇじゃんか!!
「不知火くん?」
不思議そうな顔して俺を見つめている若葉に気付き、我に戻る。
「す、すまん……で、何か決まったか?」
「うん……あのね……」
人差し指どうしをくっ付け、モジモジする若葉。
「この後の休憩時間、一緒に文化祭回ってもらって……いいかな?……」
「そんな事でいいのか?」
「うん……」
「よっしゃ、じゃあ一緒に回るか、文化祭!」
「ありがとう……」
本当に嬉しいんだろな、満面の笑みで喜ぶ若葉を見て俺も嬉しくなる。
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