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兄の威厳全くなしだが、実際に愛には勝てる訳ないし……
まあ、とりあえず、クリアだ!!
羽織から若葉が出て、俺の拘束も外される。
手渡されたタオルで顔を拭くが、まだヒリヒリする。
1stステージのダメージと合わさって、顔が2倍に腫れ上がった感覚だ。
「不知火くん、大丈夫?」
「あぁ、何とかな……ギリギリ生きてるよ……」
「もう次のゲームは棄権したほうが……」
「あはは、大丈夫だよ、これくらい! それに結構楽しいしな、若葉とこういった事するの初めてだし」
「実は私も楽しい……」
嬉しそうに笑う若葉。
「うんうん、やっぱ若葉は笑ってる方が断然可愛いな」
「はひっ、そそ、そんな事ないよ……」
顔を真っ赤にして、首を横に振り、必死に否定する若葉。
そう言ったところも可愛いんだけど……
「はいはぁい、お二人さん、イチャイチャしているところ悪いんですけど、次のステージに進みたいんだけどなぁ」
「誰がイチャイチャしてるんだよ!」
まあ、端から見れば、イチャイチャしてるんだろうが……
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