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カン カン カン
廉はゆっくりと廃ビルにある階段を上っていた。
(むー百合さんどこだろ?)
廉はいまだに百合を見つけられずにいた。
そんなことを考えながら階段を上っていると不意に…
ドサッ! と人が倒れたような音が廃ビルに響いた。
ビクッ
廉は今の音にかなり驚いたがすぐに百合に何かあったのかと思い上に駆け上がった。
ハッ ハッ
廉はようやく音が鳴ったと思われる扉の前に着いた。
しかし廉はまた中に入ることを拒んでいた。
(な、なんなんだ?この感じは…まるで…家族が…亡くなった時のように不安になる…
でも、もしかしたら百合さんが危ない目にあっている可能性も…)
廉はそれから1分ほど考えたが意を決し、目の前の扉をゆっくりと
押した…
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