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ジークの慌てぶりに、アクアは微笑んだ。
「アクア………」
ジークはアクアを抱きよせると、耳元で優しくささやいた。
「俺がいるのは夢じゃなくて、現実。これからは、ずっとアクアの隣にいるよ。」
そう言うと、アクアは嬉しそうな声で尋ねた。
「本当に?」
「本当に。」
「約束よ?」
「あぁ、約束する。」
アクアの問いにジークが答える度に、幸せがこみあげてきてどうしようもなく嬉しくて嬉しくてたまらないアクアは、ジークに抱きついた。
「これからは、ずっと一緒だよ、アクア。」
そう言って、額にキスをするとアクアはホホを赤く染めて自分もジークのホホにキスをした。
どちらからともなく顔を近づけて、互いの唇を重ねる。
すぐに離すと、照れた笑みを浮かべて笑いあった。
「私、ジーク・ウィーリーはアクア・シルヴィアを妻に迎え、一生愛することを誓います。」
「私、アクア・シルヴィアはジーク・ウィーリーを夫とし、一生愛することを誓います。」
そう、結婚式の誓いの言葉を言うとまたキスをして、微笑みあった。
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