き ず の あ と 。

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やっとの事で運び終えると雑に包装紙を剥がした。見てみると「何コレ、鏡…?」カーテンを閉め切り電気も付けていない、この状況で鏡は異様に光っていた。何故か、この鏡に見透かされているようで寂しくて悲しくて…涙が零れた。「な…んで…泣いて…るんだろう…?」    そこには、刃物で体中傷つけた、あたしが居たからだ。体育座りをして、ただ座っていた。驚くより寂しかった、あたしが見たくなかった心の底を見てる気がして  
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