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ぽた‥ぽたぽた‥‥と顔から血が垂れてきた。「嘘…何…コレ…?」鏡のあたしを壊した同じ部分から血が零れてきたのだ。すると、鏡の破片が元に戻りヒビも消えていた。傷を負ったのは、あたしと鏡の中のあたし
「貴様は何も分かっていない。だから私も分からない、しかし私は貴様が好きだ。かがみ…」
その言葉でハッとした。もしも、ほんの少しだけ…望みを言って良いのなら…「鏡…あたしを愛して?」
「当たり前だ。」
あたしは、鏡に寄り添い泣いた。
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