序章

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―――― ――――――― (真っ暗だ………ここは…どこ……?) 『……ぅ……ゅうっ………』 (……誰かが呼んでる?いかなくちゃ……) ?『龍っ!おね゛がいだがら…め゛を開 けてぉぉ……!!』 僕の胸に顔を押し付け、1人の少女が泣 いていた…… 僕は彼女をよく知っている……幼なじみのルナだ……… ルナ『おきてよぉ……りゅう~……ぅぅ…』 (わかってるよ、今起きるから………泣 かないでよ) 龍「おはよう……」 ――スカッ 龍「あれ??なんか今、スカッて……」 ふつうなら重さですぐに上半身を起こせ ないハズなのに、やけに軽かった…… 気になったので振り向いてみる…… 龍「え……なんで僕が………」 純白のシーツがかけられ、清潔感を与えるベッドには、起きあがったハズの僕が寝ている それを見た僕は一瞬で今の状況を理解した……… 龍「そっか……僕、死んじゃったんだ…………」
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