都立コーネリア魔法学園

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レクサスはうめき声を上げ、腹を押さえながらその場に崩れ落ちた。 その先にはエルが空いている手で拳を作っていた。 「ったく。レクサスは変わらないな。カイも同じ理由で怒っているのか?」 エルの茶色の瞳はカイを捉える。 カイはエルの言葉にゆっくりと首を横に振った。 「僕が怒っているのは貴族と平民で区別されていたことです」 「なる程な。確かにあれは俺も納得はしなかった。どうにもならなかったけどな」 そう言ってエルは腹を抱えて崩れ落ちているレクサスを見る。 「良いか。レクサス。確かに革命は成功した。だがな成功したのは国が革命に干渉しなかったからっていうのもあるんだ」 「な……なんだと?」 レクサスはそう言ってゆっくりと起き上がる。 「確かに二人の力も有ったかもしれない。たがもし国の軍隊が動いていれば俺達に勝ち目はない。だから俺は国の奴らにこう言ったんだよ。革命が成功したら必ず、あんたらの利益に持っていくってな」 エルは拳を強く握りしめた。 「だからって……。俺達を利用するのかよ!」 「レクサス、それは違うよ」 カイは首を振って、レクサスの言葉を否定した。
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