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『あの....今....』
私は悲しくて苦しくて息がうまく吸えない中で
もう一度聞きなおした
「だから『もう君にはあきちゃったんだよ』って言ったんだよ」
彼....白蘭様はミルフィオーレ・ホワイトスペルのボス
私といえば元ブラックスペルの下っぱの中の下
1年前にユニ様に命じられて白蘭様の世話係りになって半年後に
『好きなんだキミの事 だから今日から君はボクの恋人になってよ』
最初はきっといつもの気まぐれだと思っていた
日に日にエスカレートしていくセクハラに呆れて私の中では“かたち”だけの恋人になった
でもいつしか本当にアナタを愛してしまった
その直後これだ
『(飽きたから別れて...)わ....わかりました』
「ありがとう😃 やっぱり物分かりの良い子は“好きだよ”」
簡単に“好き”と言わないで‼
もうスキでも愛してもイナイなら私は必要ないただのアナタにとっての異物
でも今だけ貴方のどんな気持ちが込められてもいい
嘘でもいい『好き』と言って....
高いビルから堕ちる
最後に見た貴方は知らない女との性行為時に見た
快楽に満ちた顔
《嘘でも好きと言って》
2008/12/22
0:11
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