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翌日。
「ま~どか❤」
「名前で呼ばないで」
「だって俺、円香の言う通りにしてるもん」
「一日じゃ、わからないよ」
「まどか~」
「………」
「だから、相槌くらいはほしいな」
「…ぅん」
「藤中、学校から家遠いんだって?」
「ぅん」
「登校、どれくらいかかるの?」
「一時間ちょっと」
「おぉ~、頑張るねぇ。なんでこの学校にしたの??」
「消去法で」
「へぇ~」
どんだけ近隣学校が嫌なんだ。
「今日、授業半日じゃん?午後ひま?」
「忙しい」
「嘘つき」
「うるさい」
「映画でも行こう?」
「イヤ」
「傷付く。ね、行こうょ?」
「はぁ…………(コクリ)」
「やった✨じゃあ、放課後🎵」
「何?円香ってば、斎藤とついにデ-ト💓なわけぇ?」
「ちがっ、…ちがうよ!斎藤がちょっと煩かったから、行くって言ったの!」
「やだ、円香ったら素直じゃないんだからぁ➰🎵」
あはは。
「むぅ」
「拗ねないの」
「そぅそぅ、素直になっちゃえばいいのに」
「斎藤は黙ってなさいよ」「ぅぐ、藤中冷た……」
「でも映画行くんでしょう?進歩ょ。頑張れ斎藤」
「煽らないでょ……」
「ふぅん?万更でもないくせにぃ」
「………💨💨」
「とにかく、放課後な。またあとで」
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