イジメ

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翌朝のこと。 『おっはよ~』 いつもの朝の挨拶。 だが、教室からは冷たい目線。 誰もが、無視していた。 『おはよ~ってば~』 仲のよい友人の肩をポンと叩く。 『いてぇな~何すんだよ!』 !?!?!? 周りを見る。 『うぜ~』 『きもい』 『こっちくるな』 罵声が続く。 女子だけではなく、 男子までもが同じだ。 私には意味が分からない… (な…何…?) 分からないまま、無視されたまま、授業が始まる。 『痛っ!!』 何かが背中に… 振り返ると 『こっち見るな!!うぜ~』 男子が針で私の背中を刺していた。 何回も… 授業中ずっと… (なぜ…?) 体操着が破られ… 髪の毛は切られた… 私、イジメにあってる… やっと認識した。 ただ原因が分からない。 誰にも聞けない。 全員が敵なのだ。 休み時間に、他のクラスの小学校で仲のよかった子の所へ行く。 彼女の名前を呼ぶ。 彼女は無言のまま、目配せしながらトイレへ。 あとを追いかけた。 そこで原因が分かった…  
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