1570人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日から、仮病をつかって学校を休む。
母はおかしいことに気がついてはいたが、頑なに私が拒否したため、何も出来なかった。
母は父親に仮病のことを言えないでいた。
私も、母にイジメにあってることは言えなかった。
ただ泣き、布団から出ないでいた。
1週間は休んでいただろう。
もう…どうでもよかった。
友人は誰1人こなかった…
転校したい…
何も見えない先の人生…
助けてくれる人もいない…
死…
考えた…
だが、その勇気もなかったのだ。
何もかも弱い自分。
動悸がする…
息が出来ない…
もがく…
このまま死ぬのか…
それでもいいか…
目が覚めたときは、病院だった。
母が心配そうに私を見る。
『過呼吸の発作だって……。何があったの…』
それでも、私は言えなかった。
最初のコメントを投稿しよう!