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15の頃、関市立緑ヶ丘中学校に在籍のセイタロは修学旅行で一人の野球人と出逢う。旅行中の群れを抜けて喫茶店で寛ぐセイタロに野球人はとてつもないオーラを感じたという。
左投げ右打ちと日本球界まれにみない素材を確かめるべきスイングの確認も入念にアドバイスした。
岐阜に戻ったセイタロはあの出逢いをきっかけに野球の魅力に取りつかれた。
野球人が体育祭を視察に来た時の衝撃が伝説とも言えると素質を更に感じたと言う。
男女混合リレーで最下位でバトンを受けたセイタロ、トップとの距離約25mを韋駄天の如くバトンを渡すまでにあっさり抜き去りトップに返り咲き逆に数メートル差を着けていた。
俊足をも武器になる、それがスカウトの結果だった。しかしセイタロは野球の進路に悩んでいた、天理高校への進学かそのまま社会人野球への道か。
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