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30分後
屋上にはボロボロになった和と倒れている15人の不良達がいた
「ば…化け物かワレ…」
不良達の1人が呟いた
「ハァッハァッ…ワレが弱いだけじゃ…」
そう言って屋上を出て行く和
(クソッ…体中が痛いわ…)
そう言ってどこかに向かった
和は一つの部屋の前に立ちドアを開ける
(怪我をしたと言えば保健室…保健室と言えばセクシーな先生じゃけぇのぉ…)
口元を緩めながら保健室に入る
そして、和は青ざめた
(な…なんじゃこりゃあ!!)
保健室にいたのは朝、和を説教していた先生だった
「…ん?お前は…なんじゃあその怪我は?」
「…階段でこけた」
「「…」」
一瞬の静寂
「はぁ…嘘つくにしてももうちょっとマシな言い訳があるじゃろうが。」
「う…嘘じゃないわいや!!わしが階段でこけたって言ったら階段でこけたんじゃ!!!」
「まぁええ…どうせ保健の先生は出張でおらん。勝手に手当して授業にいけ。ええの?」
先程と違い有無を言わさぬ態度でそう言うと保健室を出て行った
(ちっ、誰が授業なんかでるか!)
和はそう思いながら、適当に手当して保健室のベッドで寝始めた
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