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場面は変わり教室
和が保健室で眠りに付いてからしばらく時間が経ち、屋上で和と大乱闘を繰り広げた不良達の何人かは教室に戻っていた
何人かは帰宅したようだが…
顔はボコボコに腫れ上がり、お世辞にも喧嘩に勝ったとは言えない様子である
「のぉ…涼子。もしかしてあの転校生勝ったんかのぉ。」
「さぁね。でも…ただ者じゃないのは間違いないね。」
そんな中荒々しく教室のドアが開いた
「弁当ーーーー!!」
そう叫びながら自分の弁当を取出す人物
和である
「あっぶない所じゃたわい。わしの唯一の楽しみの時間を忘れる所じゃったわあ。…ん?何を見とんな負け犬君。」
そう言いながら弁当片手に傷だらけの不良達に近付いていく
「まぁわしはいつでもリベンジを受け付けるけぇの。遠慮せずに言ってきなさい。かっかっか!」
和はニヤニヤしながら傷だらけの男と肩を組む
「クソ…覚えとけよ三好ぃ。ワレだけは殺したるけぇのぉ!」
「うんうん。いいぞ。いつでもかかってきなさい!」
不良達は教室のドアを蹴り出て行った
「さて…弁当弁当♪」
和は自分の席に戻ると弁当を食べはじめた
「ねぇ三好。」
「…ん?なんじゃ?えっと…」
「アタシは間宮涼子。涼子って呼んでええけぇ。」
「おう。で、何の用?」
「あんた、一人であいつら倒したん?」
「ん…わしにかかったらあんなら2秒よ。2秒!」
手でVサインを作りながら涼子に答える
「なぁわしも仲間に入れぇや!!」
オールバックで長ランにドカンの人物が話しかけてきた
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