第一章 名家

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どれくらい時間がたったのだろうか… いや、正確にはこれで何度目だろうかこの言葉を使うのは。 いまは集中力をつけるため瞑想をしている。心を落ち着けることも大事だ。 ふぅ。 どれいっちょやってみっか。 ドン!ドン!ドン!ドォン!ドン…--- 何回かに一回はでるな…。 でもあの音にはまるで遠い。 より焦るな。第一ヒビキさんは太鼓を扱うことにおいて右にでるものはいない上にベテランだ。 独立してまもなく若い俺にできるのか? 時間がたらないんじゃないか? くっ…。 ドンドンドォン!---   太鼓を叩く音がいっそうはげしくなる
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