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デュオ「おう、カトルに任せるぜ!」
カトル「それでは、支度してきます」
(効果音:足音)
デュオ「んん~、さっすがカトル。よく気がつくよなあ」
トロワ「そうだな。俺たちではこうはいかない」
五飛「育ちの違いだろう。
ウィナー家は、コロニーきっての大財閥だ。そこの御曹司なら、さぞかし大事に育てられたのだろうからな」
デュオ「だけどカトルはちっとも気取ったところがなくて、いい奴だぜ?……んふっ、俺が女なら、絶対放っとかねぇなあ♪」
トロワ「たとえお前が女でも、ウィナー家の方が反対すると思うぞ」
デュオ「冗談だよ本気にすんな~。まあ、カトルが女の子だったら良かったなとは思うけど?」
(効果音:ガタッという物音)
デュオ「……何だヒイロ。お前顔色悪いぞ? どうかしたのか?」
ヒイロ「いや……何でもない」
トロワ「何でもないようには見えないがな」
五飛「何か情報でも掴んだのか? だったら隠さずに言え」
ヒイロ「……個人的な情報だ。本人の承諾なしには公開できない」
デュオ「何だよー。やっぱり何か情報を掴んだんじゃねえか」
ヒイロ「それは……」
トロワ「お前が言いよどむとは珍しいな。個人的な事と言ったな……。だがそこまで気を使うということは、俺たちの中の誰かの情報、それもこの場にいない人間に関してか」
ヒイロ「……そうだ」
デュオ「えぇ~?!カトルがどうしたってんだ!!」
ヒイロ「お前には関係ない事だろう。
任務の障害にならなければ、知る必要もない」
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