不足

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私の大学一年目の夏。   太陽が嫌らしくもジリジリと地面を焦がし続ける毎日。その頃は友達も増え、一人暮らしにも慣れ、バイト、サークルと充実した生活を送ってる"つもり"だった。   どうにも出来ない外気温とただただつまらない講義の繰り返しに早くも倦怠感を覚えながらも、楽しいと"思ってた"。   駄目だと思いながらも酒も覚え、タバコを覚え、自分の持つ偏見であるかもしれないが"普通の大学生"という枠に自分を当て嵌めていた。
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