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「場所はっ!?」
「場所は……」
男はこの場所に監禁されてから気の遠くなる程の時が流れていた。
ここが何処か等、とおの昔に忘れている。
受話器を持って戸惑っている男に向かって、目の前に立つ男は一枚の紙を差し出した。
「場所はその紙に書かれていますよ。あなたはそれをそのまま読み上げるといい。」
紙を渡され、男はその文章を読み上げた。
そして、読み上げ終わると電話を切った。
前に立っていた男は電話を奪いとると、そのまま部屋からでた。
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