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「う~~~//」
そのまま頭をぽんぽんっと叩いて。
前は向いたままだけど。
「かめちゃんさ、そのウソ、ほんとにしちゃう?」
「え…?」
「おれと、付き合っちゃおーか?」
チラッと盗み見た横顔は真っ赤で。
「な、なに言って―――っ///」
彼氏だって過去に何人もいたハズなのに、オトコ慣れしてないみたいな振りして。
……素だったら、マジタチ悪い……
「スキだし?かめのこと」
悪戯な顔して覗き込む。
タチの悪さなら負ける気がしない。
「ま、OK以外の返事は受け付けないけど」
笑顔の仮面は崩さないで。
大好きなキミが、俺のコトで悩むように。
帰りの決めゼリフは、こうなんだ。
「俺なら、かめのこと、女の子として愛してあげれるよ?」
キミの弱点を痛いくらいに付いて。
「いい方向に考えといて?」
―――I don't want a lot for Christmas
This is all I'm asking for
I just want to see baby
Standing right outside my door
Oh I just want him for my own
More than you could ever know
Make my wish come true
Baby all I want for Christmas is
You, Kazuya―――
クリスマスのプレゼント、たくさんはいらないから。
俺のウチの玄関に立つ、キミに会いたい。
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