All I Want For Chismas Is You

3/3
前へ
/57ページ
次へ
  「う~~~//」 そのまま頭をぽんぽんっと叩いて。 前は向いたままだけど。 「かめちゃんさ、そのウソ、ほんとにしちゃう?」 「え…?」 「おれと、付き合っちゃおーか?」 チラッと盗み見た横顔は真っ赤で。 「な、なに言って―――っ///」 彼氏だって過去に何人もいたハズなのに、オトコ慣れしてないみたいな振りして。 ……素だったら、マジタチ悪い…… 「スキだし?かめのこと」 悪戯な顔して覗き込む。 タチの悪さなら負ける気がしない。 「ま、OK以外の返事は受け付けないけど」 笑顔の仮面は崩さないで。 大好きなキミが、俺のコトで悩むように。 帰りの決めゼリフは、こうなんだ。 「俺なら、かめのこと、女の子として愛してあげれるよ?」 キミの弱点を痛いくらいに付いて。 「いい方向に考えといて?」 ―――I don't want a lot for Christmas This is all I'm asking for I just want to see baby Standing right outside my door Oh I just want him for my own More than you could ever know Make my wish come true Baby all I want for Christmas is You, Kazuya――― クリスマスのプレゼント、たくさんはいらないから。 俺のウチの玄関に立つ、キミに会いたい。  
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1614人が本棚に入れています
本棚に追加