[サイド ストーリー] 好きの温度

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  「おれの返事も…聞いて//」 真っ赤になった彼。 聞かなくたって答えなんか分かった。 「…好き…//」 ねぇ、もう一度。 ホンキの恋をしても、平気かな? 予防線とか、知らないんだ。 だから、バカって言われる。 黒沢さんの紅い舌が、無意識に自分のくちびるを舐めた。 それが合図。 どちらともなく、触れるだけのキスをした。  
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